LINE公式アカウントのブロック機能とは?
ブロック回避策7選をご紹介!

LINE公式アカウントは、フォロワーとの関係を築く手段として最適なツールですが、運用方法を誤ると、友だち追加していただいたアカウントをブロックされてしまう可能性もあります。

この記事では、平均ブロック率やブロック数の確認方法だけでなく、ブロックされやすいアカウントの特徴や、ブロックを回避する方法について解説します。

目次

1.LINE公式アカウント「ブロック機能」とは
・LINE公式アカウントのブロック機能について
・LINE公式アカウントの平均ブロック率とは
・LINE公式アカウントのブロック数を確認する方法

2.ブロックされやすいLINE公式アカウントの特徴4選
・適切な配信頻度や時刻を無視した配信
・ターゲット層に合わない(不要な)コンテンツ
・オリジナル性に欠けたメッセージ構成
・一方的な情報提供

3.LINE公式アカウントのブロック回避策7選
・適切な配信頻度と時刻を把握
・あいさつメッセージの活用
・リッチメニューの活用
・独自の有益情報を配信
・画像や動画を活用
・セグメント配信の活用
・外部システムと連携

4.LINE公式アカウントはブロックされてもメリットがある
・配信数の節約
・業務時間の削減

5.LINE公式アカウントのブロック回避をサポートする「リピッテビューティー」とは?

6.まとめ

1.LINE公式アカウント「ブロック機能」とは

LINE公式アカウントのブロック機能について

LINE公式アカウントのブロック機能は、ユーザーがアカウントに不快感や迷惑を感じた際に、そのアカウントをブロックすることができる機能です。ブロックをすると、そのアカウントからのメッセージや通知は届かなくなるため、この機能により、ユーザーは自分のプライバシーやコミュニケーションを管理し、不要なコンタクトを遮断することができます。

LINE公式アカウントの平均ブロック率とは

「ブロック率」とは、ユーザーが特定のアカウントをブロックする割合を示し、LINE公式アカウントの平均ブロック率は『20〜30%』程度と言われています。ブロック率はアカウント運用の重要な指標の1つであり、適切なコンテンツ提供やコミュニケーション戦略の評価に役立ちます。平均ブロック率が高い場合、ユーザーが不適切なコンテンツや過剰な宣伝と感じている可能性が高いため、運用方法を見直すことをおすすめします。

LINE公式アカウントのブロック数を確認する方法

LINE公式アカウントのブロック数の確認は、Web版管理画面(PC)と管理アプリ(APP)の両方から可能です。ブロック数を確認する際は、下記手順で行っていただきます。

Web版管理画面(PC)
Web版管理画面(PC)にログイン
②「分析」をクリック
③「ブロック」部分を確認


管理アプリ(APP)
管理アプリ(APP)にログイン
②画面下部にある左から4個目のアイコンをクリック
③「ブロック」部分を確認

また、LINE公式アカウントでチャット機能をオンにしている場合は、ブロックされたユーザーの名前が「Unknown」と表示されます。

その他、分析に表示がされる項目の概要は、以下の通りです。
(分析項目は、過去7日間と30日間の確認が可能)

メッセージ通数配信したメッセージ数
友だち追加友だち追加された数
ターゲットリーチメッセージが配信される数
(友だち追加数から、ブロック中/属性が不明/絞り込みの対象外を引いた数)
ブロック現在ブロックされている数
(ブロックが解除されると、数字は変動します)
アクティブルームチャットのやり取りをしていたトークルーム数
受信メッセージ受信したメッセージ数
送信メッセージ送信したメッセージ数

2.ブロックされやすいLINE公式アカウントの特徴5選

適切な配信頻度や時刻を無視した配信

現代の生活において、LINEは必要不可欠ツールです。メッセージを受け取る通知をオンにしているユーザーも多いと考えられるため、「毎日メッセージが届く」「深夜にメッセージが届く」など、ユーザーの生活に配慮していないメッセージは迷惑となります。利用者との円滑な関係構築のために、ユーザーの利便性を考慮した配信を心掛けましょう。

ターゲット層に合わない(不要な)コンテンツ

ユーザーは、自分に関係のない情報やコンテンツが送られてくると、興味を持たずにアカウントをブロックする傾向が強くなります。同じ内容が全員に送られると、ユーザーは自身が顧客1人として適切に扱われていないと感じ、信頼関係が損なわれる可能性もあります。このようなアプローチは逆効果となるおそれがあります。

オリジナル性に欠けたメッセージ構成

オリジナル性を欠いた同様な内容や表現のメッセージを繰り返し配信していると、ユーザーは興味を失い、関心を持たなくなる可能性が高まります。また、そのようなメッセージはユーザーにとって付加価値が薄い情報となり、結果としてアカウントの価値が低下する恐れがあります。

一方的な情報提供

LINE公式アカウントは、ユーザーと手軽にコミュニケーションがとれる点がメリットの1つでもあります。しかし、対話的なコミュニケーションツールであるにも関わらず、ユーザーの声を無視し、一方的にメッセージを送り続けるのは、効果的な活用とは言えません

3.LINE公式アカウントのブロック回避策7選

ここからは、LINE公式アカウントのブロックを回避する方法をご紹介します!

適切な配信頻度と時刻を把握

LINE公式アカウントの配信頻度は、週に1回程度を意識するとよいと言われています。ただし、最適な配信頻度はコンテンツやユーザーのニーズによって異なることを覚えておくべきです。配信頻度が高すぎると、ユーザーに迷惑がかかる可能性がありますが、逆に配信が極端に少ない場合「このアカウントはいつ友だち追加したんだろう?」と思われてしまい、ブロックされるリスクも考えられます。

そして、適切な配信時刻は9時、12時、18時、21時頃に配信をすると、開封率が高まると言われています。下記のグラフは、全世代を対象として、平日のインターネット接触割合を表しています。このように「通勤時間帯」「休憩時間帯」「団欒時間帯」とユーザーの生活リズムに合わせた配信を考慮していきましょう。

総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」2020年度データ

あいさつメッセージの活用

あいさつメッセージは、友だち追加後やブロック解除後に、店舗やサロン側から自動的に送られてくる1通目のメッセージです。デフォルトでテンプレートが設定されていますが、アカウントの情報や発信者に関する情報だけでなく、配信頻度などを記載するのも効果的です。

リッチメニューの活用

リッチメニューとは、キーボードエリアの下部に固定で表示がされるタイル状のメニューです。画面下部に固定で表示されるため、ユーザーがトーク画面をスクロールしても常に目に入りやすく、いつでも利用できる便利な位置に配置されています。

リッチメニューの使い勝手の良さを活かすことで、アカウントに対する興味や信頼を高め、ブロックされるリスクを軽減できます。

独自の有益情報を配信

独自の有益な情報を提供することで、ユーザーはアカウントを重宝し、定期的にアカウントに訪れるようになります。しかし、他からの情報をコピーするだけでは、独自性が失われユーザーの興味を惹きつけることが難しくなります。

「独自の有益な情報」を提供することは難しいかもしれません。そのような場合は、店舗やサロンの風景を共有したり、ブログを書いたり、お客様からいただいた喜びの声をシェアするなど、日々の些細な出来事を発信することがおすすめです。

画像や動画を活用

LINE公式アカウントでは、テキストだけで発信をするのではなく、下記の画像のように様々な発信方法が用意されています。コンテンツに合わせた構成を考えることで、ユーザーは情報をわかりやすく受け取るだけでなく、楽しみながら情報を受け取ることができます

リッチメッセージ:トーク画面の横幅いっぱいに画像が表示されるため、ユーザーの目にとまりやすく、直感的に配信内容を理解してもらえる

カードタイプメッセージ:情報を整理して送信することができるため、商品やスタッフの紹介をするときなどに最適

リッチビデオメッセージ:配信した動画がチャット(トークルーム)上で自動再生され、再生終了後に任意のアクションを促せるメッセージ配信機能

セグメント配信の活用

セグメント配信は、ユーザーの属性や興味関心に応じて配信内容を変えることができるマーケティング手法です。ユーザーは、関心の高い情報を受け取れるため、配信されたメッセージにより店舗やサロン自体に興味を持ちやすくなります。この個別化されたアプローチにより、ユーザーは自分宛のメッセージと感じ取ることができ、その結果、ブロック率を低く抑えることが期待できます。

💡セグメント配信について知りたい方は、下記の記事も併せてご確認ください!

外部システムと連携

LINE公式アカウントは、LINEヤフー社が提供するAPIを活用することで、他サービスと連携することが可能です。新たな機能やサービスを追加することで、LINE公式アカウントの価値を向上させることができます。さらに、ユーザーはより便利にサービスを利用できるため、顧客満足度も向上します。

4.LINE公式アカウントはブロックされてもメリットがある

LINE公式アカウントが「ブロックされる」という行為は、悪いことだけではありません。そのため、ブロックのメリットも理解しておくことが重要です。

配信数の節約

LINE公式アカウントは、1か月間で配信できるメッセージ数に制限があり、送信数により料金が変動します。そのため、「理由もなくアカウントを友だち追加しているだけ」といった関心が低いユーザーには、ブロックされることで通数を節約できます。

こうして「ブロックされる」という行為を受け入れることで、アカウント運営の精神的な負担を軽減できます。

💡LINE公式アカウントの配信数については、下記の記事をご確認ください!

業務時間の削減

LINE公式アカウントでは、チャット機能を利用することで、個々にメッセージを返信することができます。(チャット機能をオフにして、自動応答メッセージに切り替えることも可能です。)
チャットを通じた丁寧な顧客対応は重要ですが、お客様やリピーターとなる可能性が低いユーザーに対して、時間と労力を割くのは手間がかかると感じる方もいるかもしれません。

そのため、ブロックされることで、スタッフの業務時間を短縮し、作業効率を向上させる効果が期待できます。

5.LINE公式アカウントのブロック回避をサポートする「リピッテビューティー」とは?

リピッテビューティー」は、LINE公式アカウントを活用した自動予約管理システムで、お客様はLINEから簡単に予約をすることができます。受付と管理が自動化されるため、業務時間の削減やリピーターの増加につながります。外部サイトとの連携を活用し、アカウントの価値を高めつつ、ブロック回避を図ることが重要な戦略です。

6.まとめ

LINE公式アカウントの運用において、「ブロック」という選択をユーザーにさせない工夫が重要です。そのためにも、配信頻度や時間帯、コンテンツの内容は、ユーザーの立場になって考えることが大切になってきます。「ブロック」=「悪」と決めつけず、配信数の節約や業務効率化といったメリットとして捉え、サービスを求めるユーザーに質の高い情報を提供していきましょう。