昨年9月からリピッテを本格的にご利用いただいている、タマル産婦人科の生川(なるかわ)院長にお話を伺いました。
課題
LINE予約を導入しようと考えたきっかけは、オンライン診療を導入しようと思ったからです。
導入
当院の美容皮膚科では、LINE予約が入っています。
効果
美容とLINE予約は相性が良く、医療脱毛やシミのレーザー治療は施術時間が決まっているので、前持って予約してくださる患者さんが多いです。
■経歴
少子化まっただなかの地方の丹波篠山市で唯一の分娩施設として、地域の出産を一人で取り扱って22年。お産にトラブルが有れば搬送に1時間も要するような土地において、帝王切開率はわずか2%弱と、経腟分娩にこだわっている。令和になり、時代の流れに合わせていく必要があると感じている。 京都大学医学博士。京大病院では不妊外来を担当、天理よろづ相談所病院、兵庫県立塚口病院を経て開業し現在に至る。5人の子供のうち2人は自宅出産、1人は水中出産で取り上げた。
■オンライン診療をしたくて、LINE予約システムを導入
--兵庫県丹波篠山市で、22年間も出産を取り扱ってらっしゃるんですね。
もともと京都大学の大学院を出てから、いろんな病院で勤め、22年前からこの丹波篠山市でタマル産婦人科を運営しています。
LINE予約を導入しようと考えたきっかけは、オンライン診療を導入しようと思ったからです。ただ、なかなかオンライン診療の流れが進まないので、難しいですね。
--産婦人科ですが、LINEからの予約は入っていますか?
産婦人科の予約はまだそんなに多くないですね。病院は予約なしで来院して、診察してもらう文化が根強く残っているので、前日までに予約するところがなかなか浸透してないです。ただ、当院の美容皮膚科では、LINE予約が入っていますね。
■美容とLINE予約は相性が良い
--美容のほうがLINE予約と相性が良いんですね。
そうですね。医療脱毛やシミのレーザー治療は施術時間が決まっているので、前持って予約してくださる患者さんが多いです。
当院ではLINE予約を積極的に活用しているのですが、ほとんどの予約が美容皮膚科の患者さんです。
■地方でも美容クリニックのニーズはかなりある
--丹波篠山市での医療脱毛のニーズはいかがですか?
本業とは別で脱毛サービスを始める近所のお店は多いです。ただ、看護師が施術する「医療脱毛」のお店は他にあまりないので、安心して脱毛したい・何かあったら怖いという患者さんは当院に来ていただいていますね。
地方の丹波篠山市にあるので、人口が少なくて患者さんがあまり来ないって思われがちですが、若い人が来院してくれたり、産婦人科を受診した患者さんがそのまま来てくれたりします。地方にあるので、患者さんが新しい患者さんを紹介してくれることもよくあります。
■お産に立ち会いつつ、美容にも貢献したい
--生川さんのこれからの展望を教えてください。
これから5年10年で産婦人科のあり方が大きく変わると考えています。医師が10人くらいいる大きな病院でしか出産したくない人が増えてくると思います。
今まで22年間丹波篠山市のお産に立ち会ってきましたが、これからもこの地域の出産を支え、さらに地域の人たちの美容にも貢献していきたいと考えています。