■夫婦2人、中野に開いたヘアサロン
--榎並さんの経歴を聞かせてください
専門学校を卒業後、青山のヘアサロンで数年働き、その後個人事業主として活動していました。しばらくして、2018年9月にヘアサロン potato 中野をオープンしました。
妻と一緒にサロンを立ち上げ、しばらく2人でサロンを運営していました。当時は2人でお店を始めたのですが、ありがたいことに多くのお客様にきてもらい、現在は7人のスタッフでpotato中野を運営しています。
■メッセージでの予約対応が大変だった
--ヘアサロンの運営を始めて感じた問題はありますか?
いつも来てくれるお客様とは、LINEを交換してメッセージでやりとりしており、LINEで次回来店の予約を受けることもよくありました。
ただ、美容師は営業時間中にスマホを見れないことが多く、LINEの返信は営業終了後になりがちです。営業終了後にメッセージを送ると、いただいた日時に予定が入ってしまい、再度予約日時の調整が必要になる。お客様も私にも手間がかかり、なんとか改善できないかと考えていました。
■予約作業の効率を上げるために
--予約作業にかかる工数を減らすために、具体的にどのようなことをされましたか?
Web上に便利な予約サービスがありますが、LINEで連絡をくれるお客様は、Webを使わず簡単に予約したいのかなと考えていました。Webだとログインする必要があり、予約確認もメールで行う必要がありました。
LINEから簡単に予約できるサービスがないか探していたところ、コネクター・ジャパン代表の中濱さんからお話を聞き、「リピッテビューティー」を導入することに。
リピッテビューティーは、LINE公式アカウントを活用したサービスで、メニューの登録やスタイリストの指名もでき、LINEのトーク画面で予約が完結するサービスです。おかげで、電話での予約が5%以下まで減りました。
何よりチャットボットで予約が完結するので、今まで予約対応にかけていた時間を他に回せるようになりました。
予約作業が楽になっただけでなく、リピッテビューティーを導入すると、自然とリピート率も上がり、オープン時は、来店客の60%が既存顧客だったのですが、現在ではリピートのお客様が来店客数の80%を占めています。
■リピーター獲得には型がある
--リピート率すごいですね。LINE公式アカウント運用のコツがあれば教えてください。
運用で一番大事なことは、来店いただいたお客様にLINEの友達になってもらうことです。potatoでは、カット台の近くやレジに友達追加用のQRコードを設置して積極的にご案内しています。
次回予約が簡単にできて、ポイントも貯まるので、来店いただいたほぼ全員のお客様に友達追加してもらいます。気づけば、もう少しでLINEの友達数が3,000人になります。
--友達追加してもらった後、どんな運用をしていますか?
LINEを使った方が便利でお得と感じるような演出づくりを意識しています。そのために、LINEショップカードのポイント機能とリピッテビューティーの来店予約機能を活用しています。
ポイント機能を使うと来店するごとにポイントが貯まり、一定数ポイントが貯まったお客様には特典をプレゼントしています。
次回の来店予約をしてもらうために、リピッテビューティーも活用しています。LINEのトーク上でメニューの選択ができて、スタイリストの指名もできます。店舗側では、スタッフごとの対応メニューが設定できたり、スタッフのシフトを管理して予約を受けない時間を設定できます。
ポイント機能で複数回の来店を促し、リピッテビューティーで次回予約のハードルを低くしています。私たちはヘアサロンですが、この方法を使うと業界関係なくリピーターを増やせると考えています。
今は月間600名の方に来店いただいてますが、そのうち80%がリピーターのお客様です。新規に比べてリピーターのお客様の単価は高く、経営者として非常に助かっています。
■中野でホットドッグ屋をオープン
--今後、飲食店をオープンすると伺いました!
中野で「onion」というホットドッグ屋をオープンする予定です。
仕事終わりや学校帰りに、ふらっと来てもらえるようなお店づくりをしていきます。もうすぐオープンするので、楽しみにしててくださいね。
■LINE公式アカウントはこちら
potato 中野
https://line.me/R/ti/p/%2540mnl8048r
onion
https://line.me/R/ti/p/%40265tpfkz